理科系の備忘録

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理系の就職活動

2014卒の学生として就職活動を開始している.小手先のテクニックのような就活情報(例えば建物入り口の前でコートを脱ぐ)は糞食らえなんだが,知っておかないと企業も学生も損をするというような情報については結構興味がある.

そもそも就活ってどんなもの?というレベルだったので,まずはその大枠をつかむ必要があった.そこで,リクルートが主催したスタートダッシュセミナーに参加したという友人からその資料を貸してもらった.返却する前に,その内容と感想をここにメモしておきたい.

理系の院生に求められる力

企業が学生に求めることと学生が企業にアピールすることに,大きなズレが生じているらしい.学生が企業にアピールした点を高い順に並べると以下のようになる.
(2012年4月リクルート就職白書 http://www.recruit.jp/news_data/library/pdf/20120305_01.pdf

  1. アルバイト経験 (47.1%)
  2. 人柄 (37.0%)
  3. 所属団体・クラブ・サークル (29.5%)
  4. その企業への熱意 (29.7%)
  5. 大学で身に付けた専門性 (27.2%)
  6. 趣味・特技 (23.7%)

面接でアピールしたくなるような項目が並んでいる.一方で企業が採用するときに重視した項目は以下のようになっている.

  1. 人柄 (90.1%)
  2. その企業への熱意 (72.0%)
  3. 今後の可能性 (70.7%)
  4. 性格適性検査の結果 (40.4%)
  5. 能力適性検査の結果 (38.9%)
  6. 大学で身に付けた専門性 (24.4%)

企業の9割が人柄を重視している.学生で上位にあがったサークル活動や所属団体の項目が企業側にはない.企業に対する熱意は共通していると言えるが,企業側が学生に期待する「今後の可能性」についてはかなりの温度差がある.

企業にとって学生のアルバイト経験や所属団体が非重要だということではなく,その経験から学生がどのような成長をしてきたのかということが重要だという..まり学生が「過去」にどのように成長していまの人柄となったのかを重視していると考えられるのだそうだ.また,学生の「未来」については,企業への熱意や今後の可能性といったところで評価をしているとのこと.

ポータブルスキル

企業が学生に求めるものに,目に見えやすいものと目に見えにくいものがある.またこれらは習得に要する時間がそれぞれ異なる.企業は「目に見えにくく,習得に時間を要するもの」を重視する傾向にあるという.

短期間で習得が可能なもので目に見えやすいものとして「知識・スキル・資格」があげられる.これらは短期間で習得が可能なため,入社後に教育することができる.これはエントリーシートや履歴書にも書くことができる場合が多く,非常に目に見えやすいと言える.
一方,獲得に時間を要するものとして「基礎力」がある.これらは知識やスキルに比べて目に見えにくく,企業は面接を通して学生から推し量ることになる.
さらに,「性格や価値観,志向」はもっと目に見えにくい.こういった個人の特性は適性検査によって評価されるという.


この資料によれば,基礎力のことを「ポータブルスキル」と紹介している.

ポータブルスキル
どんな業種でも,どんな職種であっても,ビジネスパーソンとして基本的に必要とされるスキルのこと.
これらを「持ち運び可能な能力」=「ポータブルスキル」と呼びます.

既に述べたように,ポータブルスキル(基礎力)は時間を掛けて身につけるものである.そのため,企業が望むポータブルスキルを考える前に,まずはいまの自分がどのようなポータブルスキルをどの程度体得しているのかということを考えるのが先である.以下,ポータブルスキルの列挙.

  1. 対人

傾聴力,交渉力,調整力,説得力,支援力,協調力,受容力,統率力,協働力,主張力,否定力,関係構築力

  1. 対自分

自律力,持続力,忍耐力,決断力,慎重性,瞬発力,集中力,実直力,主体力,挑戦力,楽観性,悲観性

  1. 対課題

情報収集力,分析力,戦略性,判断力,遂行力,計画性,確動性,発想力,機動力,変革力,推進力,論理性


結局,面接はこの3本柱のどれかを答えていけばいいという理解におちつく.(熱意とかもあるけど)
無理に話を作るのではなく,自分にある力の中で,これらを象徴する話をしてあげることが大切なのだね.

これらをふまえて

これらの自分に関する情報を知るために,所謂「自己分析」を行う必要があるという.要は,自分がどんな人物で,何をやりたくて何がやりたくないのかっていうことを把握しないといけないらしい.

まだまだ全然自分がどんな人物なのか把握していないので,少しずつ自分を分析していきたいと思う.
資料には,この作業についてもアドバイスが書かれていたが,とりあえず自分で実践してから書いてみよう.


(つづく)